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『漁港の肉子ちゃん』の基本情報
原作 | 西加奈子『漁港の肉子ちゃん』 |
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制作会社 | STUDIO 4℃ |
監督 | 渡辺歩 |
出演者 | 肉子ちゃん:大竹しのぶ キクコ:Cocomi 二宮: 花江夏樹 みう:吉岡里帆 ダリシア:マツコ・デラックス マリア: 石井いづみ サッサン:中村育二 ヤモリ/トカゲ/松本くん:下野紘 ゼンジ/ゲスト/屋台の店主/じいさん:山西惇 水族館のおじさん/受付ロボット/怪しい店の係:八十田勇一 猫/女将/先生/お客:ゆりやんレトリィバァ フラワーロック/鳥居/アナウンサー:岩井ジョニ男 先生/お客:オラキオ カエル/猿/ミュージシャン: チャンス大城 ペンギンのカンコちゃん/ゼンジの姪:稲垣来泉 カモメ/運動会アナウンス:滝沢カレン セミ:宮迫博之 ほか |
放送時期 | 2021年 |
本編 | 97分 |
『漁港の肉子ちゃん』のあらすじ
愛情深い性格ゆえに、これまでの人生、ダメ男ばかりを引き寄せては、何度もだまされてきた母・肉子ちゃん。
とんでもなく豪快で、子どもみたいに純粋な母に比べて、しっかりもので大人びた性格の小学5年の娘・キクコ。
ふたりは肉子ちゃんの恋が終わるたびに各地を放浪し、北の漁港の町へと流れ着く。
漁港で途方にくれる母娘の胃を満たしたのは、一軒の焼き肉屋「うをがし」の焼肉だった。
妻に先立たれ、店をたたもうとしていた店主・サッサンは、目の前に現れた肉子ちゃんを”肉の神様”だと思い、「決しておなかを壊さないこと」を条件に肉子ちゃんを雇いいれる。
こうして、サッサンが所有する漁港の船を住処に、肉子ちゃんとキクコの新しい生活が始まった……!
キクコは地元の小学校に転入する。土地の言葉をきちんと使い、運動神経がよく、まわりの友達から「かわいい」と言われることが多いキクコは、大阪出身でもないのに大阪弁で思ったことをすぐ口に出し、
町中でマトリョーシカと噂される母・肉子ちゃんの存在を、最近ちょっと恥ずかしいと思っている。
一方、学校ではこの年頃特有の女子グループ間のやっかいな抗争に巻き込まれたり、
風変わりな少年・二宮との出会いで、キクコは少しずつ成長し、この漁港の町をどんどん好きになっていく。
肉子ちゃんの次の恋が終わったら、またこの町を出て行かなければならない。
そんな不安がよぎるキクコと肉子ちゃんの大きな秘密が明らかになり……
『漁港の肉子ちゃん』ジャンル、カテゴリー
- コメディ
- ヒューマンドラマ
- 日常
- グルメ
『漁港の肉子ちゃん』の配信先
サービス | 月額 | 見放題 | サイト |
---|---|---|---|
![]() | 600円 | Prime Video | |
1,026円〜 | TSUTAYA DISCAS |
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『漁港の肉子ちゃん』の感想(ネタバレを含む)
原作小説は未読で、事前情報もないままアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』を視聴しました。
日本アニメにありがちなサブカル色やファンタジー要素はなく、非常に現実的で人情味のある物語です。
物語は、惚れっぽくて男にだまされがちな母・肉子ちゃんと、その母に振り回される思春期の娘・キクコとの生活を描いたもの。
肉子ちゃんは男と別れるたびに、キクコを連れて街を出ては転々と職を変え、家を変え、男を変えながら北へと向かっていきます。
最終的にたどり着いたのは、北の小さな漁港の町。物語は、そこでの日常を通して、二人の間に隠された真実が少しずつ明らかになっていくというものです。
劇的な事件が起こるわけではありませんが、それでもドラマティックに感じられる展開でした。
主人公の二人だけでなく、登場するサブキャラクターたちも魅力的。
たとえば、チック症状を抱えるクラスメイトの二宮くんや、妻を亡くして焼肉屋を営むサッサンなど、それぞれの背景に人間味があり、心に残ります。
作品ではスナックや水商売、借金など重たいテーマも取り扱われていますが、ユーモラスな演出のおかげでテンポが良く、暗くなりすぎません。
とはいえ、苦労や辛さは“描かれないことで”逆にじわじわと伝わってきます。
人の苦しみに寄り添えても、代わりに背負うことはできない──そんな現実が描かれていました。
印象的だったのは、二人の新しい住まいが古い漁船であること。
波に揺れそうな不安定な場所にもかかわらず、キクコが寝転んで海底の魚たちを眺めるシーンは、とても美しかったです。
本作は、小学生女子の派閥や生理など、女性ならではの成長テーマも丁寧に描かれています。
10代の頃、学校が世界のすべてだったあの頃の息苦しさを思い出させられました。世間のニュースよりも、教室の空気のほうがずっと深刻だった、あの感覚。
中でも印象深かったのは、フリフリの服が大好きで、誰よりも「女の子らしい」まりあちゃん。
彼女は派閥のリーダーになり、意地悪なキャラとして描かれますが、私は嫌いになれませんでした。
転校生のキクコを「自分だけの特別な存在」にしたかった、まりあちゃんの不器用な気持ちが伝わってきて、むしろ愛おしく感じました。
キクコと対立してしまった、まりあちゃんも物語の後半では自分がグループから孤立し、最終的には和解へ。
キクコが入院したときには、他のクラスメイトと一緒にお見舞いに訪れるシーンが描かれ、ほっとしました。
本作では、読書好きなキクコが好む本のタイトルが登場していました。
サリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』や安部公房の『砂の女』など、彼女の内面世界を知れる手がかりになります。
運動会の借り物競走で、肉子ちゃんが司馬遼太郎の『峠』を借りて走る場面には、思わず笑ってしまいました。
正直、序盤では肉子ちゃんに共感しづらい部分もありました。
男にだまされ、何度も苦労してきたのに、またダメ男に頼ろうとする。
ガサツで空気の読めない振る舞い、他人の境界に踏み込むおばちゃん気質に、嫌悪感を抱いたのも事実です。
しかし、終盤の病室で明かされるキクコとの「秘密」に触れたとき、彼女の中にあった深い母性愛が見えてきます。
実の母親(みう)はキクコを手放しましたが、肉子ちゃんは血の繋がりを超えて、全身全霊でキクコを守り育てていた。
愛情の深さに、ようやく好感が持てました。
寂しさや恋愛依存を抱えていた肉子ちゃんが、キクコという“無条件に愛をくれる存在”によって救われていたのだと気づいたとき、自然と涙がこぼれました。
彼女にとってキクコは、何よりも大きな意味を持つ存在だったのでしょう。
映画では、原作の一部エピソードやキャラクターがカットされているようなので、ぜひ原作も読んでみたいと思います。
良かった点
- 女子小学生グループの派閥や集団圧力の描写がリアル。
- 食べ物を美味しく食べる肉子ちゃん。ミスジ肉やフレンチトーストが食べたくなった。
- みんな一生懸命生きていて、自分にも他人にもダメなところも嫌なところもあるけれど、それを責めなくていいと思えるところ。
結論
項目 | 評価 |
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ストーリー | |
キャラクター | |
キャスト | |
映像美 | |
音楽 | |
演出 |
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